今の学校の教育方法では、約半分の生徒がヤル気を失って勉強嫌いになります。
それは、「どうやってすればいいのか」という最終的にテストの回答を正確に答えるための方法と、もうすぐ試験があるので「いますぐやりなさい」というプレッシャーしか与えていないからです。
ところが人間には「4つの学習タイプ」があるのです。
「4つの学習タイプ」とは
この「4つの学習タイプ」ですが、これは1970年頃に、アメリカ人の組織、行動科学者デービッド・コルブ氏が提唱したものです。
デービッド・コルブ氏は、人には
- メリット(なぜ)タイプ
- セオリー(なに)タイプ
- フォーミュラ(どうやって、全体像・ステップ)タイプ
- アクション(いますぐ)タイプ
の4種類の学習タイプがあり、このタイプ別に教え方を変えることによってあなたのことを信頼して行動してくれる人になってくれることを学問的に導き出しました。
1.「なぜ」メリット・タイプ
このタイプの人は、「メリット」、「デメリット」が分かるとすごいヤル気の出るタイプの人です。
ですのでこのタイプの人には、
- その行動を起こすとどういうメリットがあるのか
- その行動を起こさないとどういうデメリットがあるのか
について明確に教えて上げる必要があります。
2.「なに」セオリー・タイプ
このタイプの人は、「証拠や根拠を自分で確かめる」と信用して行動します。つまり疑い深い人です。
ですのでこのタイプの人には、メリット・デメリットが確実に生じるという、
- 根拠
- 証拠のデーター
- 統計
- エビデンス
- 権威性の引用
を提示してあげます。
3.「どうやって」フォーミュラ・タイプ
このタイプの人は、「どうやってやればいいのか」が分かると途端にやる気が出て行動します。
ですのでこのタイプの人には、
- どういう理論的順番になっているのか
- 具体的な手順や方法
を提示してあげます。
4.「いますぐ」アクション・タイプ
このタイプの人は、「なぜ」、「なに」、「どうやって」、をすべて吹っ飛ばして、とにかく行動したい人です。「とりあえず今すぐ何をすればいいのか」、具体的な行動を求めています。
ですのでこのタイプの人には、
- 成功事例
- その結果を得るためのアクション
を提示してあげます。
以上が「4つの学習タイプ」の詳しい説明となります。
「4つの学習タイプ」この順番で教えると沢山の人が行動してくれる
この「4つの学習タイプ」は どのタイプが優秀とか劣っているとか、そういったことを言っているのではないです。 すべての人が大体全部持っています。このどれかを優先的に持っています。強いのを2つ持っています。
そして「4つの学習タイプ」ですが、「なせ」「なに」「どうやって」「いますぐ」タイプの人が、それぞれ、なぜ:35%、なに:32%、どうやって:15%、いますぐ:7%、の割合でいると言われています。
「なせ」「なに」「どうやって」「いますぐ」 、この順番で話して教えてください。そうすることにより、テンションが上がって、信用されて、具体的なステップが分かって、モチベーションがあふれて、沢山の人に行動してもらうことができるようになります。
コメント